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受験国語の問題文でよく出題されている作者さん⑤

「受験国語の問題文でよく出題されている作者さん」シリーズ第5弾です。

一度出題された作家さんが同じ学校で再度出題されることもありますし、別の学校さんで出題されることもあります。

また、それ以上に読書習慣を身につけるという意味でも、時間的に余裕があれば、ぜひいろんな作家さんの本を読んでいただければと思います。

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者①】

森絵都さん 

多感な学生時代の悩みや、主人公がその時感じたことを描写しているシーンが出題されています。
思春期特有の揺れ動く感情の機微の読み取りが求められます。 

出題校 
・甲陽学院中 2004年度 永遠の出口 
・龍谷大平安中 クラスメイツ


【受験国語の問題文でよく出題されている文豪】

室生犀星 

室生犀星の故郷の金沢を思い起こさせる文が特徴的。
思い入れのある金沢の犀川(室生犀星の犀は犀川が由来)が舞台の随筆や詩が出題。
情景描写の中に『鮎』に関する記述がよく見られる 

出題校 
・高槻中 2015年度 幼年時代 
・金城学院中 鮎のかげ

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者②】

辻信一さん 

近代科学への問題提起と提案がセットになった記述が印象的。
大学受験では近代科学への問題提起の文章が頻出ですがその序章として読むのもお勧め。
彼の文章を読んでいると、ミヒャエル・エンデの「モモ」のお話(時間泥棒の話です。)を思い出します。

出題校 
・灘中 2014年度 ナマケモノ教授のぶらぶら人類学
・浦和明の星中 H29年度 弱虫でいいんだよ 
・名古屋女子大中『ゆっくり』でいいんだよ


【受験国語の問題文でよく出題されている筆者③】

瀬尾まいこさん 

同じ学校の同級生同士が打ち解けていくシーンが印象的。
あまり打ち解けていなかった者同士が、ふとしたきっかけから交流を持つ場面が問題文として出題。 

出題校 
・清風南海中 狐フェスティバル 
・甲陽学院中 2011年度 雲行き

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