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中学受験をする上での(いい意味での)副産物

中学受験の最大の目的は、志望校への合格ですが、上手に中学受験という機会を活用できた場合、

自分自身の中学受験を振り返っても、生徒さんのご様子を拝見していても、もう一つ大きな(良い意味での)副産物があるように感じます。

それは、中学受験を通して、早い段階から勉強への耐性がつくことです。

言い換えれば、勉強習慣が身に付くということです。

勉強は、一定量をこなして初めて身につくものですが、その前提として、一定量こなす必要があります。

頭はいいのに、成績がそれに比例しない、、、。

やればできるのに、やらなくて、できない、、、。

こういったケースは、勉強をこなす習慣がついていないため、おきる事象です。

ある一定量の勉強量が足りなくて、成績が伸びていないのです。

勉強は、もちろんセンスや勘も大切ですが、一定の努力量も非常に大切です。

しかし、この勉強習慣を身につけるというのは、実はかなり大変です。

何もない状況では、危機感もなく、勉強、勉強と言われたところで勉強習慣を身につけることは難しいでしょう。

ダラダラしてしまったり、別のものに意識がいってしまうのは当然です。

その点、受験は違います。

志望校という明確な目的があり、受験期日が存在し、その時には否応なく自分の実力が判明します。

そのため、もちろん大変ではありますが、この受験期間というのは、一番、自分自身が勉強に対して意識が向く時であり、外野からも勉強をこなすことが要求される時期でもあります。

自分の内発的動機と外部からのプレッシャーがかかることによって、(いい意味で)強制的に勉強をする期間になります。

このような形で勉強に接する機会は、人生の中でも、そうそう多くはないと思います。

受験というのは、物理的にも精神的にも大変ではありますが、上手に受験を活用できれば、受験という機会を通して、勉強への耐性、勉強習慣を身につけることができる機会を手に入れているとも言い換えることができます。

中学受験で、勉強習慣を身につけることができると、その後の勉強生活に大いにプラスに作用します。

その後の中学校・高校での勉強は、大学受験に向けて、また一定量(中高6年分)をこなしていくことになりますが、こちらも、中学受験以上のかなりの勉強量を要求されます。

勉強習慣が身についていないと、要求される水準をこなしていくことは至難の技です。

しかし、中学受験で勉強習慣を身につけることに成功して、中学受験で身につけた勉強耐性を持ったまま、中学校の勉強にシフトできた場合、物凄い量の勉強をこなしていけることになります。

それは、目には見えませんが、今後の勉強生活を左右する、とても大きな試金石であるように感じます。

中学受験しようか、迷われているとのご相談をお受けする時がありますが、ぜひチャレンジされてみてもいいかもしれません。

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